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70年代から80年代にかけてさまざまな形で共演し歴史を彩ったマーヴィンとDavid T。その歴史は、本作に収録されシングルリリースされた「Stubborn Kind Of Fellow」のレコーディングにDavid Tが参加したことからはじまる。その後、1965年にデトロイトのモータウンスタジオで初対面することになる二人は、70年代以降、幾多の名演を残す間柄となっていく。1962年のこの当時、のちに姿をあらわにするDavid Tの個性的なプレイはまだ影を潜めており、二人の未来はおそらくは互いに予想できなかったかもしれない。しかし、それぞれが必要とする音楽的交配が必然だったことは、残された名演の数々とヒストリーそのものが雄弁に物語っているように思えるのだ。
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