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50年代から活動を続け、のちに続くソウルグループのスタイルに大きな影響を及ぼしたともいわれるオリンピックスは、R&Bヴォーカルグループとしてドゥワップを主体としたダンスナンバーを数多く残した。若きDavid Tは当時活動していた自身のバンド、キンフォークスの面々とともに彼らライヴやレコーディングに参加。本作収録のシングルリリースもされた「The Bounce」で聴けるギターの音色に特徴的なフレーズや奏法はまだ影を潜めており、スタイル確立に向け進みつつある道中の貴重な一コマといった風貌。ここから四半世紀、茶目っ気たっぷりなジェントルマンの歩みは、多彩にそして確固たる個性に姿を整えながら続いていくのだ。
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